広域交付の窓口にその日持っていくもの

広域交付の窓口には、請求する本人と、顔写真付きの本人確認書類と、請求する人のメモを持っていきます。
メモに書くのは、氏名、生年月日、本籍です。窓口では、下の一文を読みます。
この記事は、ご自身の直系のご先祖の戸籍を、本籍地以外の窓口で取る人に、その日の荷物と伝える一文を渡します。戸籍をさかのぼる順の全体は先祖の調べ方まとめにあります。広域交付の制度の全体は、戸籍の広域交付で家系図を作るにあります。ここでは荷物と一文だけを扱います。
その日の荷物
法務省の案内(ページの日付は令和7年3月21日、2026年10月7日確認)は、戸籍証明書等を請求できる人が、市区町村の戸籍担当窓口に来て請求する、としています。郵送や代理人による請求はできない、とも書いています。本人確認は、顔写真付きの身分証明書の提示です。挙げられているのは、運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど、です。
同じ案内が請求できる人として挙げるのは、本人、配偶者、父母や祖父母などの直系尊属、子や孫などの直系卑属です。兄弟の名前は、この列にありません。
| 荷物 | 中身 | 窓口に着いた印 |
|---|---|---|
| 請求する人 | 上の範囲の本人が行く。代理の人に紙を渡して帰らない | 窓口にいるのが、請求する本人である |
| 本人確認 | 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートのどれか。有効期限内 | 券面の顔と、期限を見た |
| 請求メモ | 氏名、生年月日、本籍。分かるときは筆頭者も同じ紙 | 3つが空欄でない |
| 一文の紙 | 次の節の文を、メモの字で埋めたもの | 声に出して読める |
横浜市の案内(最終更新日2026年6月3日、2026年10月7日確認)は、有効期限内の、官公署が発行した顔写真付き証明書を持っていく、としています。健康保険証や年金手帳では請求できない、とも書いています。新得町の案内(2026年10月7日確認)は、顔写真付きの学生証は認めない、年金手帳や保険証は2点でも請求できない、としています。保険証を2枚重ねても、この窓口の本人確認には使いません。
新得町は、検索のときに、対象の人の氏名、生年月日、本籍地が必要、とも書いています。メモの3つは、この案内に合わせています。本籍の字は、住民票に本籍として載った表示を写します。住所を本籍の欄へ入れません。本籍の出し方は本籍地がわからないときの調べ方です。
窓口で伝える一文
次の文は、書き方の例です。実在の依頼ではありません。丸は、メモの字に置き換えます。
直系の先祖の戸籍を、広域交付でお願いします。全員が載る証明書で、本籍は○○、筆頭者は○○、氏名は○○、生年月日は○○です。
「全員が載る」は、その戸籍にいる人全員の証明書です。一人分の欄は指定しません。選び方の表は戸籍謄本・全部事項証明・抄本のどれを家系図に使うかにあります。この一文では、その表を窓口で説明しません。
筆頭者がメモに無いときは、一文から筆頭者の句を抜きます。空の「筆頭者は」を読みません。生年月日の月日が紙に無いときは、「生年月日は年だけ分かっています」と言い、月日を作りません。
新得町は、父母の戸籍から除籍した兄弟姉妹の戸籍は請求できない、としています。一文の「直系の先祖」を、おじ・おばの名前に替えません。兄弟の紙は、この窓口の荷物に入れません。
メモの3つが揃うまで行かない
氏名だけのメモでは、新得町の検索の3つが足りません。生年月日が聞き取りの記憶だけなら、紙の字が来るまで窓口に行きません。本籍が「住んでいた町」のままなら、先に住民票の本籍欄を出します。
法務省の案内は、コンピュータ化されていない一部の戸籍・除籍を除く、としています。横浜市も、電算化されていない一部は本籍地でしか扱えない、としています。その日の荷物が揃っていても、いちばん古い紙は出ないことがあります。出なかったときは、窓口で言われた範囲をメモします。「無い」とだけ覚えて帰りません。本籍地へ郵送するときの同封は、戸籍を郵送で請求するときに同封する4点です。
横浜市は、戸籍の附票を広域交付では出さず、本籍地へ請求する、としています。附票の請求用紙を、この日の荷物の一番上には置きません。附票の書き写しは戸籍の附票で、住まいと本籍を分けるです。
手数料の現金は、行く市区町村のページの額で用意します。標準の額は、戸籍の謄本が1通450円、除籍謄本と改製原戸籍謄本が1通750円です。横浜市のページも、戸籍全部事項証明書450円、除籍全部事項証明書・除籍謄本・改製原戸籍謄本750円、としています。これは横浜市の額です。ほかの市の窓口へ、この数字をそのまま置きません。通数が前日に決まらない人は、取る種類を一文で先に言い、額は窓口の表を見てから払います。
今週やること
- 請求メモに、氏名、生年月日、本籍の3つがあるかを見る。一つでも空なら、窓口の日を決めない。
- 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートのどれか一つを、期限とともに鞄の口に置く。保険証は入れない。
- 一文をメモの字で埋め、声に出して一度読む。
次の1通の進め方は、進め方に書いています。
よくある質問
家族に窓口へ行ってもらえますか
法務省の案内は、郵送や代理人による請求はできない、としています。請求できる範囲の本人が、その日の窓口にいます。委任状を荷物の代わりにはしません。
保険証と年金手帳の2枚でも足りますか
新得町は、年金手帳や保険証は2点でも請求できない、としています。横浜市も、健康保険証や年金手帳では請求できない、としています。顔写真付きの、官公署が発行した証明書を一枚出します。
本籍地の市役所へ行く日も、同じ荷物ですか
この記事の荷物は、本籍地以外の広域交付の窓口用です。本籍地の窓口は、市区町村ごとに案内が違います。行く前に、その市のページで本人確認の欄を見ます。広域交付の一文を、本籍地の申請書の代わりには使いません。
まとめ
広域交付の窓口には、請求する本人と、顔写真付きの本人確認書類と、氏名・生年月日・本籍のメモを持っていきます。
窓口では、全員が載る証明書であることと、メモの3つを、一文で伝えます。
保険証だけで済ませた日、本籍が空の日は、この窓口に行きません。
参考
確認日は2026年10月7日です。
- 法務省|戸籍法の一部を改正する法律について(令和6年3月1日施行)(ページの日付は令和7年3月21日。本人来庁、郵送と代理人は不可、顔写真付きの本人確認、請求できる人の範囲)
- 横浜市|戸籍証明書の広域交付について(最終更新日2026年6月3日)
- 新得町|戸籍謄本等の広域交付について
- 地方公共団体の手数料の標準に関する政令(戸籍の謄本・抄本は一通450円。除かれた戸籍の謄本・抄本は一通750円。2026年10月5日に確認済み)