帰省の1時間で聞く順番

帰省で聞く1時間は、日付、場所、人柄の順に使います。
各20分は、書き方の例です。伸びた話の次の枠を、短くします。
この記事は、ご自身の直系のご先祖について、帰省の1時間で祖父母に聞く人に、その順番を渡します。子どもに残す物語の質問は、家族の物語を子どもに伝える効果にあります。図の線を確認する10問は、家系図を見せながら祖父母に聞く10問です。この記事は、その問いの一覧ではありません。1時間の順番だけを扱います。
三つの20分
机には、直系の図か人物一覧を一枚だけ出します。質問の紙は、下の表を空欄のまま印刷したものです。録音は、始まる前に一言もらってから出します。断られたら、その日は筆記だけにします。
| 順 | 目安 | 聞くこと | 書く欄 |
|---|---|---|---|
| 1 | 最初の20分 | 日付。生まれた年、移った年、亡くなった年 | |
| 2 | 次の20分 | 場所。住んだ町。本籍とは別のマス | |
| 3 | 最後の20分 | 人柄。見た仕事、家の様子、呼び名 |
この配分は、書き方の例です。研究で測った分数ではありません。日付が15分で終わったら、余った分を場所へ回します。人柄が伸びても、60分を超えて三つの外の話題へは進みません。次の帰省に残します。
一人の話で1時間を使います。父方と母方を、同じ60分に半分ずつ入れません。もう一方は、次の機会の紙に「次回」と書きます。四つの枠のどちらを聞くかは、父方と母方の四系統を取り違えないメモで、その日の朝に一つ選びます。
日付の20分に書くこと
日付の欄には、相手が言った年を、言った言葉のまま書きます。「大正の終わりごろ」は、その句のままです。西暦に直してから書きません。年号を西暦の年にする作業は、帰省の席ではしません。家に戻ってから、戸籍の字と並べます。
月日が食い違ったら、両方を残します。片方を消して、もっともらしい日にまとめません。食い違いの残し方は、兄弟で記憶が食い違ったときの残し方の欄を、帰った夜に使います。席では、二つの年を上下に書くだけです。
戸籍に無い年を、相手が覚えていないときに作りません。空欄の横へ「今日は年が出なかった」と書きます。沈黙を、不明の年で埋めません。
場所の20分に書くこと
場所は、住んだ町と、本籍とを、隣の二つのマスに分けます。
| マス | 入れるもの | 入れないもの |
|---|---|---|
| 住まい | 相手が住んだ、と言った町 | 本籍の字を、住まいだと決めたもの |
| 本籍 | 相手が本籍、と言った表示。言わなければ空 | 住んだ町を、本籍のマスへ移したもの |
「あの辺り」は、住まいのマスにその句で書きます。地図の町名に直しません。本籍を相手が言わないときは、本籍のマスを空にします。今の住所帳で補完しません。
場所が三つ以上出たら、古い順とは決めずに、出た順で行を分けます。一つのマスに「AからBへ」とまとめません。まとめると、どちらの年の話かが消えます。年は、日付の20分で書いた行と、相手が結び付けたときだけ横に写します。結び付きが無ければ、場所の行の年は空です。
人柄の20分に書くこと
人柄は、相手が見たことだけを書きます。見た仕事、家の中の様子、その人の呼び名、の三つに分けます。評価の言葉は、欄を作りません。
| 欄 | 書くもの | 空にするとき |
|---|---|---|
| 見た仕事 | 相手が自分の目で見た、と言った仕事 | 家の噂だけのとき |
| 家の様子 | 建っていた場所と、一緒にいた人の範囲 | 立派だった、などの評価 |
| 呼び名 | 戸籍の氏名と違う呼び方。違わなければ「同じ」 | 呼び名を、その場で作ったとき |
仕事の中身が戸籍に無い人は、この欄が、あとから補う入口です。見なかった仕事は書きません。呼び名を、図の氏名の欄へ上書きしません。呼び名は、この表の中だけに残します。
答えを途中で止めた欄は「飛ばす」と書きます。理由を聞き返しません。飛ばした欄を、自分の想像で一晩のうちに埋めません。
人柄から話し始めたとき
相手が日付より先に人柄を話し始めたら、遮りません。聞いた文を、人柄の欄へ一行だけ置きます。置き終わったら、年の話へ移ります。場所が先に出たときも、同じです。町の名だけを住まいのマスへ書き、日付へ戻ります。
| 起きたこと | その場の動き | あとでしないこと |
|---|---|---|
| 人柄から始まった | 人柄の欄に一行書き、日付へ戻る | その一行を、生年だと読まない |
| 場所が先に出た | 住まいのマスに町の名だけ書き、日付へ戻る | 町の名を、本籍のマスへ移さない |
| 60分より前に相手が疲れた | 今の欄に「ここで止めた」と書く | 残りの枠を、自分の記憶で埋めない |
「ここで止めた」の紙は、未完のまま持ち帰ります。家で続きを作りません。次の帰省の一枚目に、その紙を重ねます。
今週やること
- 上の三つの表を、空欄のまま一枚にする。
- 聞く相手を一人決める。父方か母方かも、その一人に合わせる。
- 帰った夜に、年の食い違いと、住まいと本籍の二つのマスだけを読み返す。人柄の評価が混ざっていたら消す。
話を残す理由は、なぜ残すのかに書いています。
よくある質問
図がまだ無い帰省でも、この順番で聞けますか
聞けます。机に出す図が無いときは、人物の氏名を紙の上に一人だけ書きます。日付、場所、人柄の順は同じです。線の確認は、図ができた日の10問に回します。
20分ずつを、時計で止めますか
止めます。書き方の例としての区切りです。日付が延びたら、場所の開始を口に出して移します。人柄の途中で60分になったら、次の文を聞き始めません。残った話は、次の紙の一行に「続き」と書きます。
子どもが同席しているときも、同じ順ですか
同じ順です。子ども向けの別の質問へ、この60分の途中では切り替えません。子どもが聞く番は、この1時間が終わったあとにします。親の記事の質問は、そのあとで開きます。
まとめ
帰省の1時間は、日付、場所、人柄の順に、20分ずつの書き方の例で使います。
場所は、住まいと本籍を別のマスにします。人柄は、見たことだけを書きます。
一人の、父方か母方かの一方で、60分を終えます。