家系図を見せながら祖父母に聞く10問

家系図を開いた状態で祖父母に聞く質問は、次の10問です。
答えは、図の人の名前の横に書きます。
この記事は、ご自身の直系のご先祖の図が1枚ある人に、その場で書く欄を渡します。子どもに残す物語の質問は、家族の物語を子どもに伝える効果の12問です。この10問は、その12問の言い換えではありません。図に書いてある人と線が、話と合っているかを見ます。
聞く前に置くもの
机には3つだけ置きます。
- 直系の図1枚。仮置きの人は、図に出していません。出し方は家系図の人物一覧に置く列の確度に従います。
- この10問の表。質問の文は印刷し、答えの列は空にします。
- 鉛筆1本。録音機器は、許可をもらってから出します。
1回は、図の中の1人か1組だけにします。10問を全員分、同じ日に聞き切りません。
10問と、書く欄
質問のあいだに、図のその人を指で示します。答えたくない問いは、答えの列に「飛ばす」と書いて次へ進みます。
| 番号 | 図を指して聞くこと | 答えを書く欄 |
|---|---|---|
| 1 | この人は、どなたの子ですか | |
| 2 | この人と並んでいる人は、夫婦ですか | |
| 3 | この生年月日は、家で聞いていた日と同じですか | |
| 4 | この本籍の場所に、住んだことがありますか | |
| 5 | この人の呼び名は、戸籍の名前と違いますか | |
| 6 | この人がいた家は、どんな家でしたか | |
| 7 | この人がしていた仕事を、見たことがありますか | |
| 8 | この人が亡くなったとき、どこにいましたか | |
| 9 | この人の兄弟で、図にまだいない人はいますか | |
| 10 | この図で、次に聞いてほしい人は誰ですか |
1から4は、図の線と日付の確認です。5は呼び名です。6から8は、その人が見ていた範囲の話です。9は、図に足す候補を名前だけ受け取ります。その場で新しい線は引きません。10は、次回の相手です。
6の「どんな家」は、建っていた場所と、一緒に住んでいた人の範囲で十分です。家の評価は聞きません。7は、見た仕事だけを書きます。見ていない仕事は空欄です。8は、立ち会った場所が分かるときだけ書きます。
答えの扱い
答えの列に書いた文は、その日のうちに人物一覧へ戻します。戻し方は3つです。
| 答えの種類 | 人物一覧での扱い | 図の線 |
|---|---|---|
| 図と同じ | 確度は戸籍どおりのまま。答えの文は聞き取りのメモに残す | 変えない |
| 図と違う | その人の行を要確認にする。どっちが紙と違うかを、出所の列の紙で見る | その日は変えない |
| 図にいない兄弟の名前 | 新しい行を仮置きで足す。父母は、指していた人の父母を写す | 出さない |
図と話が違っても、話の方をその場で正しいことにしません。紙に戻してから、要確認を戸籍どおりか仮置きに移します。
9で出た兄弟は、直系の図に必ず入れる人ではありません。名前を仮置きで残し、入れる範囲は次の週に決めます。その場で「この人も先祖だから載せる」とは言いません。
その日、机に出さないもの
図の確認が終わる前に、別の紙を出しません。
- 子どもに残す物語用の質問紙。この10問は、図の人と線の確認です。物語の質問は、確認が終わった別の日にします。
- 仮置きの人を入れた下書き。確度が仮置きの人は、祖父母の前の図に出しません。
- 次に請求する戸籍の話。9で出た名前を、その場で取りに行くとは言いません。夜に仮置きの行へ戻します。
祖父母が二人いる日も、答えの列は一人分だけです。もう一人の答えは、別の日の表にします。同じマスに二つの文を書きません。
一人分を書き終えた例
次は書き方の例です。実在の聞き取りではありません。質問の番号だけを残し、答えは聞いた言葉の短さで書きます。評価の文は足しません。
| 番号 | 答えの例 |
|---|---|
| 1 | 一の子、と言った |
| 2 | 並んでいる人は夫婦だ、と言った |
| 3 | 3月2日は聞いていた日と同じ |
| 4 | 本籍の町には住んでいない、と言った |
| 5 | 家ではタロと呼んでいた |
| 6 | 飛ばす |
| 7 | 見たことはない |
| 8 | 覚えていない |
| 9 | 弟がいた、と言った。名前は次郎 |
| 10 | 次は、はなについて聞いてほしい、と言った |
この例では、4が図と違います。本籍と住まいが違う、という答えです。その夜、太郎の行は要確認にします。図の本籍の文字は消しません。9の次郎は、新しい行を仮置きで足します。父母は、指していた太郎の父母を写します。確度は仮置きです。図には出しません。
6を飛ばした理由は、書きません。飛ばした事実だけが残っていれば、次の週に同じ問いを繰り返しません。
聞いた夜に戻す順番
- 答えの表を、図の人の氏名で保存する。ファイル名は「聞き取り-氏名-日付」にします。日付は聞いた日です。
- 3、4、5で図と違った番号だけを、人物一覧のその人の行へ「要確認」と写す。
- 9で出た、図にいない名前を、仮置きの新しい行にする。父母が言えていなければ父母は空です。
- 10の名前を、次の週の紙の一番上に書く。
違った答えが一つも無くても、2は「同じ」と一行残します。残さないと、聞いたかどうかが次の週に分かりません。
今週やること
- 10問の表を、答えの列が空のまま1枚にする。
- 図から1人を選び、1から4までだけ聞く日を決める。6から8は、その人が話し始めたときだけ足す。
- 聞いた日の夜に、違った箇所を人物一覧の要確認へ移す。
残したい形が図1枚で終わるか、日付の並びまで要るかは、家系図を1枚で終えるか、年表まで進むかで分けます。
図を見ながら話を残すところまでは、なぜ残すのかに書いています。
よくある質問
祖父母が図を見るのを嫌がったら、質問を続けますか?
続けません。図を閉じ、10の「次に聞いてほしい人」だけを口頭で一つ聞きます。答えが無ければ、その日は終わりです。表には「図は見なかった」と一行残します。
父母が既に亡くなっていて、祖父母にも聞けないときは?
この10問は使いません。紙の上の要確認を、次の戸籍で見る作業に戻します。聞ける人が兄弟だけなら、9の「図にいない人」だけを、その兄弟に一つ聞きます。
答えを子ども向けの文にその場で直しますか?
直しません。答えの列には、聞いた言葉のまま書きます。子どもに渡す文へ変える作業は、別の日に、話してよいと分かった行だけを対象にします。
まとめ
図を見せて聞く質問は、子であるか、夫婦か、日付、本籍、呼び名、家、仕事、亡くなった場所、図にいない兄弟、次に聞く人の10問です。
答えは空欄の表に書き、図と違うものはその日の線を変えず、要確認に戻します。
1回で聞くのは、図の1人か1組です。