録音の前に伝える一文と、ファイル名

録音の前に許可の一文を伝え、ファイル名は日付と話者だけにします。
一文を伝える前に、録音は始めません。
この記事は、ご自身の直系のご先祖の話を、存命の家族から録音する人に、伝える文とファイル名を渡します。話を子どもに残す理由の全体は家族の物語を子どもに伝える効果にあります。ここでは、始める前の一文と、ファイルの名前だけを扱います。
伝える3文
録音の機器を出す前に、次の3文を声に出します。書き方の例です。言葉を足して、長くしません。
「今日の話は、家族の記録に残します。録音してよいか、先に聞かせてください。いやな部分は、止めて消します。」
1文目が、残す目的です。2文目が、許可を聞く文です。3文目が、止めて消すと伝える文です。目的を言わずに許可だけを聞くと、何のための録音かが後から残りません。
相手がうなずいただけのときは、録音してよいかを、言葉でもう一度聞きます。うなずきだけでは、ファイルを残しません。言葉でよい、と聞いたことを、メモに1行残します。残すのは、聞いた日と、よい、という答えです。
いや、と言われた日は、機器をしまいます。その日は筆記だけにします。質問の時間の割り方は、帰省の1時間で聞く順番にあります。この記事では、その順を繰り返しません。
3文を言い終わるまで、機器は袋かポケットにしまったままにします。先に機器を出すと、許可より前に録音が始まることがあります。言葉でよい、と聞いてから、機器を出します。
名前を決めてから、録音のボタンを押します。押しながら名前を考えると、先頭の数秒が、自動の名前のファイルに残ります。その先頭のファイルは、残す場所へ写しません。
同じ日に二人以上へ聞くときは、一人が終わるたびに録音を止めます。次の人は、新しいファイル名にしてから始めます。一つのファイルの中で、話者を交代しません。同時に話したときだけ、続柄を二つ並べた名前にします。
ファイル名の形
許可のあと、録音を始める前に、名前を決めます。機器が自動で付ける名前のままにしません。自動の名前のまま写すと、後から中身を開かないと誰の話か分かりません。
名前は、日付と話者だけです。間はハイフン1つです。
日付-話者
日付は8桁です。年が4桁、月が2桁、日が2桁です。話の中に出てきた昔の年は、この日付にしません。日付は、録音する日です。
話者は、続柄の一言です。氏名は入れません。
| 名前の部分 | 書くもの | 書かないもの |
|---|---|---|
| 日付 | 録音する日。8桁 | 話に出てきた昔の年 |
| 話者 | 祖父、祖母、父、母、などの続柄 | 氏名。本籍。話の中身 |
機器が、始める前に名前を変えられないときは、録音の直後に変えます。別の作業へ進む前に変えます。自動の名前のまま、その日を終えないでください。
書き方の例
次の名前は、書き方の例です。実在の家族のファイルではありません。自分のファイルでは、この日付を、録音する日に置き換えます。
| その日の状況 | ファイル名 |
|---|---|
| 2026年10月9日に、祖父の話を1回録音する | 20261009-祖父 |
| 同じ日に、祖母の話を録音する | 20261009-祖母 |
| 同じ日に、祖父の話が2回に分かれた | 20261009-祖父-2 |
1回目には、回数を付けません。2回目だけ、末尾にハイフンと回数を足します。回数は、その日のその話者の何本目かです。話の題名を、回数の代わりにしません。
同じ続柄の人が二人いるときは、父方か母方かを話者に足します。20261009-父方の祖父 です。氏名は、このときも入れません。父方か母方かが紙に無い人は、話者を「祖父」のままにし、メモに要確認と書きます。記憶で父方とは決めません。
名前に入れないもの
ファイル名に、話の中身を入れません。病気や、争いの語は、名前から中身が他の人の画面に見えます。中身は、録音のあとで書くメモの側です。
本籍の市町村名も入れません。場所は、聞き取りのメモです。写真の裏の4項目とも、ファイル名は別です。裏に書く項目は古い写真の裏に書く4項目です。この記事では、その4項目を繰り返しません。
文字に起こしたファイルも、同じ日付と話者にします。末尾に「文字」とは付けません。付けると、録音と文字が別の日の別物に見えます。中身が文字であることは、下の1行に書きます。
その日に残す1行
ファイル名の横に、メモを1行だけ残します。話の要約は、この1行に書きません。
| 列 | 書くもの | 書かないもの |
|---|---|---|
| ファイル名 | 日付と話者 | 自動で付いた名前 |
| 許可 | 言葉でよい、と聞いた | うなずきだけ |
| 長さ | 機器が示す分数 | 聞いた感じの分数 |
| 消したか | 消していない。または、一部を消した | 消した話の中身 |
ファイルは、機器の中だけに置きません。その日のうちに、同じ名前のまま、手元の別の場所へ写します。写しの名前を、機器と違う名前にしません。違う名前にすると、どれが同じ録音か分かりません。
消してよい、と言われた部分は、写す前に消します。消したあとのファイルにも、同じ日付と話者の名前を付けます。メモの「消したか」は、一部を消した、にします。何の話だったかは、その列に書きません。
話を残す理由は、なぜ残すのかに書いています。
今週やること
- 録音の前に、目的と許可と止め方の3文を声に出して聞く。いやなら機器をしまう。
- 言葉でよい、と聞いたら、ファイル名を日付と話者だけにする。
- その日のうちに同じ名前で別の場所へ写し、許可と長さと、消したかの1行を残す。
よくある質問
後から、一部を消してほしいと言われたときは
その部分を消します。メモには、一部を消した、とだけ残します。何の話だったかは書きません。ファイル名の日付と話者は、消したあとも変えません。
二人で同時に話したときは
話者を、続柄二つにします。20261009-祖父と祖母 です。氏名は入れません。どちらの発言かを分ける作業は、ファイル名ではせず、筆記のメモでします。
許可をもらう前に、試し録音してしまったときは
そのファイルは残しません。自動の名前のまま写しません。3文を伝えて、言葉でよい、と聞いてから、新しい名前で録音し直します。
まとめ
録音の前に、残す目的と、許可と、止め方の3文を伝えます。
ファイル名は、日付と話者だけにします。
いやと言われた日は、機器をしまい、ファイルを残しません。