子どもに渡す1冊の目次

子どもに渡す1冊の目次は、表紙、図1枚、話3つ、年表の6行です。
6行が書けない週は、目次の頁を作りません。子どもが指で押さえる行だけを残し、調査の語は混ぜません。指で押さえられない行は、目次に残しません。
この記事は、ご自身の直系のご先祖の話を、子どもに渡す1冊にすると決めた人に、目次の行へ書く字を渡します。家族の物語をなぜ残すかは家族の物語を子どもに伝える効果にあります。絵本の設計の要素は、その記事に譲ります。冊子の原稿を頼む前のチェックは、冊子の原稿を頼む前に決めておくことです。まだ頁が無い週は、先にそちらを済ませます。この記事は、頁ができてから、目次に書く字だけを扱います。
目次の6行
目次は、子どもが指で押さえる頁です。調査のメモを、この頁へは写しません。行は6つで止めます。7行目は作りません。超えた題は、別紙へ移します。
| 順 | 目次の行 | 書く字 | 書かない字 |
|---|---|---|---|
| 1 | 表紙 | この1冊の題。始まりの年と終わりの年 | 本籍。確度。読む人のフルネーム |
| 2 | 図 | 「図」と、範囲を一文。父方の四代、のように | 要確認。仮置き。系統の数だけ |
| 3 | 話1 | 聞いた話の題。目次では題だけ | まだ聞いていない題。話の全文 |
| 4 | 話2 | 話1と同じ | 話1の題の言い換え |
| 5 | 話3 | 話1と同じ | 4つ目の話の題 |
| 6 | 年表 | 「年表」と、載せる年の始まりと終わり | 空の年。戸籍の一文の写し |
中身が無い段は、目次の行を作りません。番号を詰めて、空行を「なし」とも書きません。話が1本なら、目次の話は1行です。表の4と5は、その週の目次には出ません。
表紙の年は、調査が終わった年ではありません。この1冊に載せる話の、いちばん古い年と、いちばん新しい年です。年が空の話は、題を目次へ上げません。
題に使ってよい字
話の題は、聞き取りの欄にある題と、同じ字にします。目次のためだけに、短い題を新しく作りません。欄の題が長いときは、欄の題を先に短くし、短くしたあとの字を目次へ写します。目次だけが短い、という二つの題は残しません。
題に使ってよいのは、場所、食べ物、仕事の一言、その人の呼び名のうち、本人が話した語です。戸籍の続柄だけで題を作りません。「曾祖父の出生」は、目次の題にしません。出生の年は、年表の行です。話した語が無い題は、空のまま頁を作りません。その話は、本数から外します。
図の行の一文は、子どもが図を開いたときに、どの範囲かを知るための語です。父方、母方、父母の両方、のどれか一つを書きます。両方を同じ図に載せる週だけ、「父母」と書きます。載せていない方を、目次の一文へ足しません。
年表の年は、西暦で書きます。年号だけが紙にある行は、年表の記事で西暦にしたあとの年を使います。目次の上で、年号を西暦へ暗算しません。
目次に書かない字
次の字は、6行のどれにも入れません。
| 書きたくなる字 | 置き場所 |
|---|---|
| 要確認、仮置き、未請求 | 調査用の表。目次にも図の行にも置かない |
| 本籍の地名の一覧 | 調査用の表 |
| 聞いていない話の題 | 別紙。目次の空きへ仮置きしない |
| 4つ目以降の話 | 別紙。この1冊の目次には入れない |
| 誰かにまだ見せていない事実 | 目次に出さない。頁にも出さない |
空きの行を、未確認の題の保管に使いません。話が2本なら、目次の話は2行です。3行目を空欄で残すと、後から題が入ります。
子どもの名前を、目次の題へ大きく置きません。表紙の題は、1冊の名前です。渡す相手の続柄は、表紙の裏か、頼む前の紙に残します。目次の1行目は、題と年だけです。
図を1枚と決めたあとに、目次へ「図2」を足しません。2枚目が要る週は、目次を一度消し、枚数から決め直します。決め直す前に、目次へ行を足しません。
頁と目次を突き合わせる
目次を書いた日に、頁を上から見て、次の4つを確認します。一つでも違えば、目次を先に消します。頁の見出しを、目次に合わせて変えません。聞き取りの欄の題が先です。
| 見ること | 揃った状態 |
|---|---|
| 行の数 | 中身がある頁の数と、目次の行数が同じ |
| 話の題 | 目次と、欄の題と、頁の見出しが同じ字 |
| 図の一文 | 頁の図の範囲と、目次の一文が同じ |
| 年 | 表紙の年と、年表の始まりと終わりが同じ |
違った行だけを直して、ほかの行を残すことはします。直すのは、目次の側です。欄の題が目次と違うときは、目次を欄へ戻します。欄を、目次の短い題へは直しません。
突き合わせの前に、子どもへ渡す頁を印刷しません。目次と頁が違う冊子が、先に手元に残ります。
骨格のあとに話を残す理由は、なぜ残すのかに書いています。
書き方の例
次の目次は、書き方の例です。実在の家族でも、実在の依頼でもありません。自分の頁では、この題を消してから使います。
| 順 | 目次に書く字 |
|---|---|
| 1 | 海の町の話。1950年から1980年 |
| 2 | 図。父方の四代 |
| 3 | 朝のパン |
| 6 | 年表。1950年から1980年 |
話が1本なので、4と5は目次にありません。3の題は、聞き取りの欄にある題と同じ、という前提の例です。欄に無い題は、この行へ書きません。
「海の町」が、話した人の語でないときは、題にしません。調べた地名を、題の町の名には使いません。
今週やること
- 頁がある1冊について、目次を6行以内で書く。空の段は行にしない。
- 話の題は、聞き取りの欄の題と同じ字にする。目次だけの題は作らない。
- 要確認、本籍、聞いていない題は、目次へ入れない。別紙に残す。
よくある質問
話が4つあります。目次を7行にしてよいですか
しないでください。この1冊の話は3つまでです。4つ目の題は別紙へ移し、目次には出しません。別紙の題を、年表の行の中へも入れません。
図がまだありません。目次の2行目はどうしますか
2行目は作りません。図が0枚の冊子なら、目次は表紙、話、年表のうち、中身がある行だけです。「図(あとで)」とは書きません。あとで、が空行の代わりになります。
目次に、戸籍で分かった出生の年を題にしてよいですか
題にはしません。年は、年表の行です。目次の年表の行には、始まりと終わりの年だけを書きます。一人の出生を、話の題の形にはしません。
まとめ
子どもに渡す1冊の目次は、表紙、図1枚、話3つ、年表の6行までです。
話の題は、聞き取りの欄と同じ字にします。
要確認と、聞いていない題は、目次へ入れません。