家系図の人物一覧に置く列

家系図の人物一覧には、氏名、読み、生没、父母、出所、確度の6列を置きます。
図の線は、この表が決まってから引きます。
この記事は、ご自身の直系のご先祖を表に起こす人に、書き写せる見本行を渡します。図の描き方全体は家系図の作り方にあります。ここでは列だけを扱います。
6列の役割
親記事は、人物ごとに氏名、続柄、生年月日、没年月日を抜く、と書いています。この一覧は、そのあとで直すための列を足します。続柄は父母の列から後で読めます。同じ人を二度書かないために、出所と確度を同じ行に置きます。
| 列 | 入れるもの | 空欄のままにしないこと |
|---|---|---|
| 氏名 | 戸籍に書いてある字。いまの字に直さない | 旧字を、読みの列へ逃して消さない |
| 読み | ひらがな。確信が無い音は空欄 | 空欄を、それらしい音で埋めない |
| 生没 | 生まれと亡くなった日。無い側は「なし」 | 年だけで月日が無いとき、1月1日と書かない |
| 父母 | 父の氏名、母の氏名。戸籍に無い側は空欄 | 並んでいる人を、夫婦と決めない |
| 出所 | どの紙の、どの本籍か。通数があるなら通の印 | 「戸籍」だけにして、紙を特定できない状態にしない |
| 確度 | 戸籍どおり、要確認、仮置きのどれか | 空欄。空欄は未分類であり、戸籍どおりではない |
表計算ソフトの1行が1人です。夫婦は2行です。子も1人1行です。
書き方の例
次の2行は書き方の例です。実在の依頼でも、実在の家族でもありません。自分の表では、この文面を消してから使い始めます。
| 氏名 | 読み | 生没 | 父母 | 出所 | 確度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 山田太郎 | やまだ たろう | 明治20年3月2日生まれ。昭和10年5月6日没 | 父 山田一。母 山田はな | ○○市の戸籍全部事項証明書。本籍 ○○市○○ | 戸籍どおり |
| 山田はな | 明治25年生まれ。月日は紙に無い | 父の欄が空。母の欄が空 | 同じ証明書の、配偶者の欄 | 要確認 |
2行目の読みを空にしてあります。紙に振り仮名が無いとき、音を作りません。生没の月日が無いことも、行の中に書きます。「明治25年1月1日」とは書きません。
父母が同じ紙に無い人は、父母の列を空のままにします。次に請求する紙が来てから埋めます。先に図へ「この人の親」と線を引くと、表と図がずれます。
確度は3語だけ
確度の列に書く語は、次の3つです。別の言葉を増やしません。
| 確度 | いつ使うか | 図に出してよいか |
|---|---|---|
| 戸籍どおり | その行の氏名と生没と父母が、出所の紙の字と一致している | 出してよい |
| 要確認 | 一字が読めない、父母の片方が空、同じ氏名の人がもう一人いる | 図には仮の位置で出し、線を二重にしない |
| 仮置き | 紙がまだ無く、聞いた話だけで行を作った | 図には出さない。表の中だけに置く |
要確認の行は、週のうちに出所の紙へ戻ります。仮置きの行は、次に取る1通が決まるまで図へ上げません。
読みの列だけが空でも、氏名と生没と父母が出所と一致していれば、確度は戸籍どおりでよいです。読みは図に必須ではありません。
4人分をつないで見る
次の4行も書き方の例です。実在の家族ではありません。子の行の父母が、上の行の氏名と一致するかを見ます。一致しない父母には、線を引きません。
| 氏名 | 読み | 生没 | 父母 | 出所 | 確度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 山田一 | やまだ はじめ | 嘉永5年生まれ。月日は紙に無い | 父母の欄は空 | ○○市の除籍。本籍 ○○市○○ | 要確認 |
| 山田はな | 安政2年生まれ。没年は紙に無い | 父母の欄は空 | 同じ除籍の、配偶者の欄 | 要確認 | |
| 山田太郎 | やまだ たろう | 明治20年3月2日生まれ。昭和10年5月6日没 | 父 山田一。母 山田はな | ○○市の戸籍全部事項証明書 | 戸籍どおり |
| 山田次郎 | やまだ じろう | 明治23年8月1日生まれ。没の欄は紙に無い | 父 山田一。母 山田はな | 同じ証明書 | 戸籍どおり |
山田太郎の父母は、1行目と2行目の氏名と一致します。この一致だけで、図の親子の線を引いてよいのは、3行とも確度を見たあとです。1行目は要確認なので、太郎から一への線は、月日が空である旨を図の外にメモしてから引きます。線の上に「戸籍どおり」とは書きません。
山田次郎は、太郎と同じ父母です。兄弟であることは、父母の列が揃ったことから読みます。続柄の語は、この表には足しません。
読みが空の山田はなは、行を消しません。音を作って埋めません。図に出すときも、氏名の字だけを書きます。
空欄が残ったときの次の1手
空欄の場所で、次にやることを一つに決めます。同じ週に二つはしません。
| 空欄 | 次の1手 | まだしないこと |
|---|---|---|
| 父母が空 | 出所の紙の、その人の父母の欄をもう一度見る。紙に無ければ、次に請求する1通の名前を出所の下に書く | 聞いた話で父母の氏名を確定しない |
| 生没の月日が空 | 行の中に「月日は紙に無い」と残す | 1月1日や12月31日で埋めない |
| 読みが空 | 空のまま次の人へ進む | いまの字から音を作らない |
| 出所が空 | その行を仮置きに変える | 確度を戸籍どおりにしない |
| 氏名の一字が読めない | 読めた字だけを書き、読めない位置に□を置く。確度は要確認 | □を、それらしい漢字にしない |
□を置いた行は、週の終わりに紙へ戻します。戻しても読めなければ、要確認のまま残します。
今週やること
- 上の6列で、空の表を1枚作る。見本の2行は残さず、見出しだけコピーする。
- 手元の戸籍から、直系の1人だけを1行にする。父母が書けるところまで書く。
- その行の確度を、3語のどれか一つにする。
1枚の図にするか、日付の並びまで進むかは、家系図を1枚で終えるか、年表まで進むかで分けます。
お預かりした戸籍を読んで表に整理する作業は、できあがるものに書いています。
よくある質問
続柄の列は要りませんか?
父母の列があれば、子から見た続柄はあとから読めます。続柄だけを先に「長男」と書くと、父母が空のまま図ができます。続柄は、父母が埋まってから図の側で書きます。
旧字をいまの字に直して氏名欄へ入れてよいですか?
入れません。氏名欄は紙の字のままです。いまの字を併記したいときは、読みの列ではなく、別のメモにします。この6列の中では直しません。
同じ氏名の人が二人いたら、行をまとめますか?
まとめません。生没か父母か出所が違えば、2行です。どちらが直系か決められない間は、両方を要確認にします。1行に戻すのは、紙の上で同一だと分かったあとです。
まとめ
人物一覧の列は、氏名、読み、生没、父母、出所、確度の6つです。
見本の2行は書き方の例なので、自分の表では消し、見出しだけを残します。
確度は、戸籍どおり、要確認、仮置きの3語だけを使います。