家系図の途切れた線に書く3つの言葉

途切れた線には、「未請求」「廃棄」「ここまで」のどれか一つだけを書きます。
空欄の線のまま、図を閉じません。
この記事は、ご自身の直系のご先祖の図で、線が続かない箇所がある人に、その端へ書く3語を渡します。調べて分かったことと分からないことの全体は家系図を作ってみたにあります。ここでは、線の端の言葉だけを扱います。
人物一覧の確度は、行の中の「戸籍どおり」「要確認」「仮置き」です。列の見本は家系図の人物一覧に置く列にあります。この記事の3語は、図の線の端に書く言葉です。行の確度とは、置く場所が違います。確度の3語を、線の上へ流用しません。
3語のどれを書くか
線の端を見る前に、手元の紙を一つ開きます。記憶だけで語を選びません。
| 手元の状態 | 線の端に書く語 | まだ書かない語 |
|---|---|---|
| 次に請求する本籍か名前が、紙に残っている。その紙はまだ無い | 未請求 | ここまで |
| 本籍地から、その戸籍は残っていないと聞いた。聞いた日と窓口をメモした | 廃棄 | 未請求 |
| 次の名前も本籍も、手元の紙に無い。残っていないとも聞いていない | ここまで | 廃棄 |
「未請求」は、作業が残っている印です。線を消しません。次の1通の名前を、線の下に小さく書きます。2通以上は書きません。
「廃棄」は、その系統の戸籍が、請求先で残っていないと聞いたあとに書きます。古そうだ、という理由では書きません。聞いた日付と、どの市区町村に聞いたかを、図の余白に残します。届く紙の題名は、市区町村で違います。この記事では、線の語を「廃棄」に固定し、書類の題名は作りません。
「ここまで」は、次の紙が指定できないときに書きます。推測で親の名前を足して、線を伸ばしません。
書き方の例
次の3行は、書き方の例です。実在の家族でも、実在の依頼でもありません。自分の図では、この氏名を消してから使います。
| 図にいる人 | 線の先に見えているもの | 線の端の語 | 余白に残す一行 |
|---|---|---|---|
| 山田一 | 父の欄に「山田吉」とある。その戸籍はまだ無い | 未請求 | 次は山田吉。本籍は同じ○○市 |
| 山田吉 | ○○市に請求した。残っていないと言われた | 廃棄 | ○○市。2026年4月2日。口頭 |
| 山田はな | 父母の欄が空。次の本籍も紙に無い | ここまで | 父母の欄は空。次の紙は指定できない |
山田吉の行は、口頭で終わっています。紙が来ていないので、人物一覧の確度は戸籍どおりにしません。その行は要確認のままです。線の語だけを「廃棄」にします。
山田はなの父母を、聞いた話で足しません。線の端は「ここまで」です。聞いた名前は、人物一覧の仮置きの行に分けます。仮置きの行は、図に出しません。
3語を混ぜない
一つの線に、二つの語を並べません。「未請求、たぶんここまで」とは書きません。今週の状態は一つです。紙が届いた週に、語を消して線をつなぐか、別の一語へ変えます。
| 変えるとき | 消す語 | 新しい状態 |
|---|---|---|
| 未請求だった紙が届き、父母の氏名が一致した | 未請求 | 語を消して、線をつなぐ |
| 未請求の紙を請求したら、残っていないと言われた | 未請求 | 廃棄。聞いた日を余白へ書く |
| ここまで、のあとで、別の紙に次の本籍が見つかった | ここまで | 未請求。次の1通の名前を書く |
廃棄から未請求へ戻すのは、別の市区町村に同じ戸籍が残っていると分かったときだけです。分かっていないあいだは、廃棄のままにします。戻す理由が「古いから残っていそう」なら、戻しません。
口頭で残っていないと言われた週は、余白に「口頭」と書きます。紙が後から来たら、「口頭」を消して、その紙の日付へ置き換えます。口頭のメモを、最初から消しておくと、聞いたかどうかが残りません。
図のどこに書くか
語は、線の端に書きます。人の氏名の横には書きません。氏名の横に書くと、その人が未請求なのか、その先の紙が未請求なのかが混ざります。
| 書く場所 | 書くもの | 書かないもの |
|---|---|---|
| 線の端 | 未請求、廃棄、ここまでのどれか一つ | 人の氏名そのもの |
| 線の下の小さい字 | 未請求のときだけ、次の1通の名前 | 廃棄とここまでには、次の名前を書かない |
| 図の余白 | 廃棄のときだけ、市区町村と聞いた日 | 兄弟の記憶の全文 |
余白が狭いときは、図の裏に同じ語と日付を写します。表にだけ書いて図に書かない、にはしません。図を開いた人が、線の端を見れば状態が分かります。
一つの線を、週をまたいで直すときの見本です。書き方の例であり、実在の依頼ではありません。
| 週 | 線の端 | 余白 |
|---|---|---|
| 1週目 | 未請求 | 次は山田吉。本籍は○○市 |
| 2週目 | 廃棄 | ○○市。2026年4月2日。口頭 |
| 3週目 | 語を消して線をつなぐ | 別の市の除籍が届いた、とは書かない。届いた紙の本籍を人物一覧の出所へ書く |
3週目で語を消すのは、届いた紙の父母の氏名が、図の人と一致したときだけです。一致しない紙が届いた週は、未請求のままにします。届いた、という事実だけでは消しません。
今週やること
- 図の途切れた線を数え、それぞれに3語のどれかを一つ書く。
- 未請求の線の下に、次の1通の名前を一つ書く。
- 廃棄の線には、聞いた日付と市区町村を余白へ書く。日付が無い線は、廃棄にしない。
集めた紙の読み取りと、図への整理は、できあがるものに書いています。
行の確度は、家系図の人物一覧に置く列の3語で残します。
よくある質問
読めない字の先も、廃棄と書いてよいですか
読めないだけでは、廃棄にしません。字が読めない行は、人物一覧では要確認です。線の端は、次の請求が指定できるなら未請求です。指定できないなら、ここまでです。
兄弟が「その先はいない」と言ったら、ここまでですか
兄弟の記憶だけでは、廃棄にも、ここまでにも決めません。その週は未請求のままにし、次の紙の有無を見ます。二人の言葉の残し方は、兄弟で記憶が食い違ったときの残し方に欄があります。
ここまで、の線を、子どもに見せる図に残しますか
残します。語を消すと、調べていないのか、紙が尽きたのかが、次の週に分かりません。子どもに渡すときは、口で「まだ先の紙が無い」と言い換えてよいです。図の文字は「ここまで」のままにします。
まとめ
途切れた線には、未請求、廃棄、ここまでのどれか一つを書きます。
廃棄は、請求先で残っていないと聞いたあとに書きます。聞いた日付と市区町村を余白に残します。
紙が届いた週に、語を消してつなぐか、別の一語へ変えます。