林・齊藤事務所

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オリジナル絵本を1冊だけ作る費用|上製本・ボードブックの価格を比較

2026-09-19

オリジナル絵本を1冊だけ作る印刷・製本費用は、製本の方式で3つの層に分かれます。①ソフトカバー(並製):数百円〜数千円、②ハードカバー(上製本):1冊およそ1万円、③厚紙の絵本(ボードブック):1冊およそ4千円。上製本は冊数を増やすと単価が大きく下がり、A5判24ページなら1冊10,560円が10冊では1冊4,290円になります。

この記事は、家族の記念や贈り物として絵本を少部数だけ作りたい方に向けて、各社が公開している価格表(2026年9月19日確認・税込・送料別)を同じ条件で並べたものです。特定の業者の料金案内ではありません。価格は変わるので、注文前に各社の最新の表を確認してください。

オリジナル絵本を1冊作る費用の目安|製本方式で3つの層

1冊だけ作る場合の費用は、どの製本方式を選ぶかでほぼ決まります。

製本方式1冊の費用の目安向いている用途
ソフトカバー(並製・中綴じ)数百円〜数千円試し刷り、配布用、大人向けの冊子
ハードカバー(上製本)およそ1万円(A5判なら10冊で1冊4,290円)贈り物、記念、長く残す絵本
厚紙の絵本(ボードブック)およそ4千円0〜3歳の子どもが自分でめくる絵本

ソフトカバーは、しまうま出版の解説で1冊330円から、印刷・製本サービスを使う場合で1,000〜5,000円程度とされています。以下では、絵本らしい仕上がりになる上製本とボードブックを詳しく見ます。

上製本(ハードカバー)の価格|判型と冊数で1冊の単価が変わる

上製本は、判型(本の大きさ)と冊数で1冊あたりの単価が大きく変わります。必要な冊数だけ刷る印刷(オンデマンド印刷)で1冊から受けている絵本プレスの公開価格表を、本文24ページの条件で並べます。

ミシン綴じ・本文24ページ(1冊あたり・税込)

判型1冊2〜3冊4〜5冊6〜9冊10冊
145ミリ正方形10,560円7,260円5,280円4,290円4,180円
A5判縦10,560円7,260円5,280円4,290円4,290円
B5判縦11,440円7,810円6,380円5,720円5,610円
190ミリ正方形11,880円8,140円6,600円5,940円5,830円

無線綴じ・本文24ページ(1冊あたり・税込)

判型1冊2〜3冊4〜5冊6〜9冊10冊
145ミリ正方形9,460円6,710円5,170円4,070円3,740円
A5判縦9,680円6,710円5,170円4,070円3,740円
B5判縦10,780円7,645円6,270円5,500円5,390円
190ミリ正方形11,440円8,030円6,490円5,830円5,610円
A4判縦(1〜5冊)15,950円————

表から読み取れることは3つです。

  • 冊数の効果が大きい。 A5判のミシン綴じは、1冊10,560円が10冊では4,290円になる
  • 大きい判型は割高。 A4判は1冊15,950円で、A5判の約1.6倍
  • ページ数の影響は小さい。 同じ表で16ページと32ページの差は、1冊あたり数百円にとどまる

この価格は、印刷できる状態のデータを自分で用意して入稿する場合のものです。データの補正を任せる場合は3,300円が加わります(10冊以上は無料)。ページ数にも条件があり、上製本は本文16ページから、4の倍数で作ります。ミシン綴じは8の倍数で32ページまでです。

では、2つの綴じ方のどちらを選ぶか。価格だけで決めないほうがよい理由があります。

綴じ方の選び方|子どもが読む絵本に無線綴じは向くか

子どもが繰り返し読む絵本なら、安い無線綴じより、ミシン綴じか糸かがり綴じを選ぶのが安全です。

絵本プレスは価格表のページで、無線綴じについて次の趣旨の注意を書いています。簡易な綴じ方なので、本の扱いが荒い子ども向けの絵本には向かない。時間がたつとページがばらけてくることがある。価格を抑えたい見本やサンプル向け。

綴じ方特徴向いている用途
無線綴じ背をのりで固める。安い。見開きの絵は中央に段差が出る見本、大人が読む本
ミシン綴じ中央を糸で縫う。開きがよい。32ページまで子どもが読む絵本
糸かがり綴じ糸で背を縫い合わせる。丈夫で、平らに開く長く残す絵本、部数の多い制作

1冊あたりの差は、A5判24ページ・5冊の場合でミシン綴じ5,280円、無線綴じ5,170円。110円です。贈り物にするなら、この差で綴じ方を妥協する理由はほとんどありません。

上製本は紙のページなので、0〜3歳の子どもが自分で扱うには薄すぎます。その年齢向けの選択肢を次に見ます。

0〜3歳向けのボードブックを1冊から作る方法

厚紙を貼り合わせた絵本(ボードブック)を1冊から作れる公開サービスは多くありません。確認できた範囲では、写真の本を作るサービスのMags Inc.が1冊から受けています。

項目内容
サイズB5
ページ数12ページまたは16ページ
製本平らに開く製本(レイフラット)
価格12ページ 1冊4,070円、16ページ 1冊4,460円(税込・送料別)

写真の本を作るためのサービスなので、ページの編集はサービス側のレイアウト機能で行います。全面に画像を置くレイアウトが選べるため、絵と文字を1枚の画像に仕上げて配置する方法が考えられます。思いどおりの版面になるかは、注文前に編集画面で確認してください。

制約はページ数です。12ページか16ページに固定されるので、24ページで考えた構成はそのまま載りません。幼い子ども向けには16ページの短い版、大きくなってから読む版は上製本、と分けて作る方法があります。

ここまでは数冊の話でした。親族や関係者に広く配る場合は、別の料金の仕組みが合います。

50冊以上つくる場合の絵本の費用|基本料金と1冊ごとの料金

同じ絵本を50冊以上つくるなら、基本料金と1冊ごとの製本料金を分けた料金の仕組みのほうが、1冊あたりは安くなります。ガップリ!の絵本の基本パック(ハードカバー・糸かがり綴じ・本文24ページ標準・最小50冊)の公開価格は次のとおりです。

判型基本料金(税込)製本料金(税込)50冊の合計1冊あたり
A555,000円1,540円/冊132,000円2,640円
B566,000円1,650円/冊148,500円2,970円
A466,000円1,760円/冊154,000円3,080円

合計と1冊あたりは、公開価格からの計算例です。家族の絵本で50冊が要る場面は多くありませんが、会社の周年記念や、お寺・地域の記念誌のように同じ本を配る用途では、こちらが合います。

印刷の費用が見えたところで、印刷以外にかかる費用を確認します。

絵本づくりで印刷以外にかかる費用|絵・文章・データ作成

絵本の総額を左右するのは、印刷よりも絵と文章の制作です。

項目費用の目安補足
絵と文章を自分で作る0円手描きの原画は、スキャンや撮影でデータにする
絵を依頼する5万〜15万円前後絵本屋だっこの案内による、絵を含む原稿作成の目安(印刷費は別)
データの補正を印刷会社に任せる3,300円絵本プレスの場合。10冊以上は無料
色の確認用の試し刷り(色校正)6,050円絵本プレスの場合

生成AIで絵を作る場合は、入稿の条件に注意してください。絵本プレスは、生成AI、PowerPoint、Canvaから書き出したPDFのデータを、データ補正サービスの対象外としています。こうしたデータで作るなら、サイズ、塗り足し、解像度を自分で整えた、印刷できる状態のデータを用意する必要があります。

総額の見通しが立ったら、どこで費用を抑えるかを決めます。

オリジナル絵本の費用を抑える4つのコツ

費用を抑えるには、判型、冊数、綴じ方の順に見直すのが効きます。

コツ効果計算例(上の価格表から)
1. 判型を小さくする大A4判の1冊15,950円に対し、A5判は1冊9,680円(無線綴じ)
2. 冊数をまとめる大A5判ミシン綴じは1冊10,560円、5冊なら1冊5,280円
3. データを自分で整える中補正料3,300円が不要になる
4. ページ数を絞る小16ページと32ページの差は1冊あたり数百円

ページ数を削っても費用はあまり下がりません。削るなら判型を先に検討してください。

贈り物の絵本は何冊つくるか|3冊と5冊の差額

家族に贈る絵本は、3冊より5冊で考えると、1冊あたりの費用も配れる範囲も良くなります。A5判・ミシン綴じ・24ページの計算例です。

冊数1冊あたり合計配り先の例
1冊10,560円10,560円本人だけ
3冊7,260円21,780円本人、祖父母、親
5冊5,280円26,400円上に加えて、もう一方の祖父母、保存用
10冊4,290円42,900円兄弟、おじ・おば、親族

3冊から5冊に増やしても、差額は4,620円です。あとから1冊だけ刷り足すと1冊10,560円かかるので、配る可能性のある相手は最初に数えておくほうが安く済みます。

家族の絵本に何を載せるかは、家族の物語を子どもに伝える効果で、研究と合わせて整理しています。絵本のもとになる家系図を戸籍から調べた記録は、家系図を作ってみたにまとめました。

絵本の素材になる戸籍を読んで家系図に整理するしごとをしています。できあがるものをご覧ください。

よくある質問

絵本は本当に1冊だけでも注文できますか?

できます。オンデマンド印刷の会社は1冊から受けています。ただし上製本は1冊だとおよそ1万円かかり、冊数が増えるほど1冊あたりが下がります。

納期はどのくらいですか?

絵本プレスの案内では、印刷できる状態のデータを入稿した場合で約1か月です(データに誤りがない場合)。手描きの原画を渡してレイアウトから頼む場合は2〜3か月かかります。

これに次の条件が加わります。色の確認用の試し刷りを頼むと1週間ほど、11冊以上は入稿から約3週間以上、ミシン綴じと糸かがり綴じは製本に時間がかかるためさらに延びます。1〜4月と11〜12月は印刷の繁忙期にあたります。贈る日が決まっているなら、2か月前には入稿してください。

16ページより少ない絵本は作れますか?

上製本では難しいです。絵本プレスは、16ページ未満では表紙と本文が浮いて本がばらけるとして、受け付けていません。短い絵本にしたい場合は、12ページから作れるボードブックや、ソフトカバーを検討してください。

家系図や古い写真を絵本に入れてもよいですか?

ご自身と直系のご家族のものであれば問題ありません。存命の方の顔や名前を載せるときは、本人の了解を取ってください。家系図の作り方は家系図の作り方を参照してください。


まとめ|オリジナル絵本を1冊から作る費用

  • 1冊の印刷・製本費用は、ソフトカバーで数百円〜数千円、上製本でおよそ1万円、ボードブックでおよそ4千円
  • 上製本は冊数で単価が変わる。A5判ミシン綴じは1冊10,560円、5冊で1冊5,280円、10冊で1冊4,290円
  • 子どもが読む絵本は、無線綴じよりミシン綴じか糸かがり綴じ
  • 0〜3歳向けには、1冊から作れるボードブックがある。ページ数は12か16
  • 50冊以上なら、基本料金と製本料金を分けた料金の仕組みで1冊2千円台から
  • 総額を左右するのは印刷より絵と文章の制作。生成AIのデータは印刷できる状態に自分で整える

参考資料

価格はいずれも2026年9月19日に各社の公開ページで確認したものです。

*本記事は各社の公開情報を整理した一般的な情報提供であり、特定の事業者を推奨するものではありません。価格・仕様・納期は変更されることがあります。ご注文の際は各社の最新情報をご確認ください。*

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