出生の記載から、父母の名だけを抜く

出生の記載から抜くのは、父母の名だけです。
父のマスと母のマスへ、その記載に父、母と読める氏名だけを写します。
この記事は、ご自身の直系のご先祖の戸籍で、出生の記載が読めた人に、父母の名の写し方を渡します。古い戸籍の見方の全体は古い戸籍の見方・読み方・集め方にあります。婚姻の記載から旧姓を抜く項目は婚姻の記載から、旧姓と次の本籍を抜くです。婚姻のメモには、相手の父母の名を足しません。この記事は、出生の記載だけが対象です。集める順は、この記事では書きません。
写すマスは二つ
出生と読める記載を、一つ選びます。一つの記載から、行は一つです。記載が二つある人は、行を二つにします。二つの記載の父母を、一つの行に混ぜません。
| 出生の記載に見えたもの | 父のマス | 母のマス | 確度 |
|---|---|---|---|
| 父と読める氏名があり、母と読める氏名もある | 父の氏名。紙の字 | 母の氏名。紙の字 | 戸籍どおり |
| 父の氏名だけが、その記載にある | その氏名 | 空 | 戸籍どおり。母は空欄のまま |
| 母の氏名だけが、その記載にある | 空 | その氏名 | 戸籍どおり。父は空欄のまま |
| 父も母も、その記載には無い | 空 | 空 | 空欄のまま。ほかの欄から補わない |
| 父か母の字の一部が読めない | 読めた側だけ。読めない側は空 | 同じ | 要確認。読めない字を補わない |
父、母、と読める語が、その記載に無い氏名は、マスへ入れません。戸主の氏名、筆頭者の氏名、配偶者の氏名を、父や母のマスへ移しません。移すと、記載に無い父母が、あるように見えます。
続柄の長男、二女、は、父母の名ではありません。続柄だけが読めて、父も母も無い記載は、両方のマスを空にします。続柄を、父の名の代わりに書きません。
空欄を埋めない
空欄は、この記載にはその名が無い、という意味です。分からない、の一言で埋めません。分からない、と書くと、空欄が見えなくなります。
| 埋めたくなるもの | 今日のマス |
|---|---|
| 同じ紙の、別の人の父 | 空のまま。その人の父を、この人の父にしない |
| 家族が覚えていた名 | 空のまま。聞いた名は、マスの外のメモ |
| 一つ前の世代の氏名 | 空のまま。世代の順で補わない |
| 婚姻の記載にあった相手の父 | 空のまま。婚姻のメモからも、ここへは足さない |
| 読めそうな字 | 空のまま。要確認。読めた部分だけを、読めた側へ |
聞いた名を残すメモは、マスの外です。メモの名で、空欄を上書きしません。あとから別の紙に、父と読める氏名があった週は、その紙の字をマスへ写し、メモの名は消さずに残します。残すのは、マスが空だった週の記録です。メモの名を、届いた紙の字より先には採用しません。
出生の記載が、その人の欄に見つからない週は、行を作りません。別の人の出生の父母を、この人の行へ仮置きしません。行が無いことは、空欄の行とは違います。空欄の行は、記載はあったが父母の名が無かった、という記録です。記載が無い人に、空欄の行を先に置きません。
同じ人の出生の記載が、紙に二つあるときは、行を二つ残します。父母の字が一致したときだけ、一つの行にまとめ、出所の紙を両方書きます。一字でも違うときは、まとめません。一致しない行の確度は、両方とも要確認です。一方を消して、もう一方を戸籍どおりにはしません。
マスに足さないもの
| 足したくなるもの | 今日は足さない |
|---|---|
| 生まれた場所 | 書かない。この記事のマスは、父母の名だけ |
| 出生日 | 書かない。日は、別の列の仕事 |
| 届出人の名 | 書かない。届出人と、父、母を同じにしない |
| 本籍 | 書かない |
| 兄弟の名 | 書かない。出生の記載から抜くのは父母だけ |
届出人の名が父と同じ字でも、届出人の欄を、父のマスへは移しません。父と読める語が、出生の記載の側にあるときだけ、父のマスへ写します。同じ字であることを理由に、欄をまたいで移しません。
生まれた場所と出生日を残す表は、この記事では作りません。作りたい週も、父母のマスの横に列を足しません。列を足すと、出生の全文の写しになります。全文は、紙の側に残します。
父のマスの見出しは「父」、母のマスの見出しは「母」だけにします。父母、と一つのマスにはしません。一つのマスに二つの名を並べると、どちらが父か消えます。見出しを、実父、実母、にはしません。紙が父、母と読める語だけを、マスへ入れます。養父、養母、と読める語は、父のマスにも母のマスにも入れません。その語は、マスの外に、紙の字のまま1行残します。父のマスと母のマスは、空のままです。空を、その1行の氏名で埋めません。
集めた紙の読み取りと、図への整理は、できあがるものに書いています。
書き方の例
次の3行は、書き方の例です。実在の戸籍でも、実在の依頼でもありません。自分の表では、この氏名を消してから使います。
| 出生の記載に見えたもの | 父のマス | 母のマス | 確度 |
|---|---|---|---|
| 父 山田一。母 山田はな | 山田一 | 山田はな | 戸籍どおり |
| 父 山田清。母の字は読めない | 山田清 | 空 | 要確認 |
| 長男、とだけ読める。父も母も無い | 空 | 空 | 空欄のまま |
3行目の長男を、父のマスへは書きません。2行目の母を、1行目の山田はなで埋めません。別人の母です。
今週やること
- 直系の一人の、出生と読める記載を一つ選ぶ。父、母と読める氏名だけを、それぞれのマスへ写す。
- その記載に無い側は、空欄のままにする。戸主や続柄から、名を補わない。
- 記載が二つあり、父母の字が違うときは、行を二つ残す。一方を消さない。
よくある質問
続柄が長男なら、筆頭者が父ですか
この記事では、そう決めません。父のマスに入れるのは、出生の記載に父と読める氏名だけです。筆頭者の氏名を、父のマスへ移しません。続柄は、父母の名ではありません。
母の名が、婚姻の前の姓で書いてあります。今の姓に直しますか
直しません。マスには、その記載の字を写します。今の姓は、マスの外です。婚姻前の姓を箱のどこに置くかは、別の記事です。出生のマスの中では、字を直しません。
父母の名が空欄の人を、図に線でつないでよいですか
この記事の空欄のままでは、つなぎません。空欄は、この記載に名が無い、という印です。別の紙で父、母と読める氏名が揃った週に、マスを書いてからにします。空欄のマスを、線の代わりにはしません。
まとめ
出生の記載から抜くのは、父の名と母の名だけです。
記載に無い側は、空欄のままにします。続柄や筆頭者から補いません。
記載が二つで字が違うときは、行を二つ残します。