戸籍の年号を西暦にして表に書く

戸籍の年号は、年だけを西暦にして、月日は戸籍の字のまま残します。
表の1行は、年号の日付のあとに、西暦の年を括弧で付けます。
この記事は、ご自身の直系のご先祖の戸籍を表に写す人に、年号の起点と、1行の書き方を渡します。古い戸籍の様式の見分けは古い戸籍の見方・読み方・集め方にあります。ここでは、年の換算だけを扱います。
起点の表
元年の西暦は、国立天文台暦計算室のページ(2026年10月7日確認)によります。平成の施行日は、e-Govの「元号を改める政令」(昭和64年政令第1号)によります。足す数は、元年の西暦から1を引いた数です。年号の年に、その数を足すと、西暦の年になります。
| 年号 | 元年の西暦 | その年号で書く最初の日 | 年の数字に足す数 |
|---|---|---|---|
| 明治 | 1868年 | 年だけを使う。月日は西暦にしない | 1867 |
| 大正 | 1912年 | 1912年7月30日以後 | 1911 |
| 昭和 | 1926年 | 1926年12月25日以後 | 1925 |
| 平成 | 1989年 | 1989年1月8日以後。1月7日は昭和64年 | 1988 |
| 令和 | 2019年 | 2019年5月1日以後 | 2018 |
明治元年は1868年です。同じページは、慶応4年を明治元年とした、と書いています。明治元年9月8日という表記もそこにあります。この9月8日を、西暦の9月8日としては書きません。戸籍の明治の月日は、動かさない、がこの記事の規則です。
大正は、1912年7月30日以後を大正元年とする、とあります。その日より前は、大正と書きません。昭和は、1926年12月25日以後を昭和元年とする、とあります。その日より前は、昭和と書きません。
平成の政令は、昭和64年1月7日に公布され、公布の日の翌日から施行されます。施行は平成元年1月8日です。国立天文台は、この昭和64年を1989年と書いています。1989年1月7日は、平成の年では書きません。令和は、2019年5月1日以後を令和元年とする、とあります。同じページは、政令の日付を平成31年4月1日と書いています。5月1日より前を、令和の年では書きません。
1行の書き方
人物一覧の生没へ入れるときは、次の形にします。列の見本は家系図の人物一覧に置く列です。
年号の年月日(西暦の年)
括弧の中は、年だけです。月と日を、西暦の月日へ換えて括弧に入れません。計算は、年の数字に、上の表の足す数を足します。検算は、元年なら、足した数が表の「元年の西暦」と一致することです。
次の五行は、書き方の例です。実在の家族の日付ではありません。境目の日は、上の公的な日付です。
| 戸籍に見る記載 | 表に書く1行 | 計算 |
|---|---|---|
| 明治20年3月2日 | 明治20年3月2日(1887年) | 20に1867を足す。月日はそのまま |
| 大正3年 | 大正3年(1914年) | 3に1911を足す。月日が紙に無ければ足さない |
| 昭和10年5月6日 | 昭和10年5月6日(1935年) | 10に1925を足す |
| 昭和64年1月7日 | 昭和64年1月7日(1989年) | 64に1925を足す。平成とは書かない |
| 平成元年1月8日 | 平成元年1月8日(1989年) | 1に1988を足す |
明治20年の1887年は、年の計算です。3月2日が西暦の3月2日である、とは書きません。大正3年の行は、月日が紙に無い例です。「1月1日」を補いません。
昭和64年1月7日と、平成元年1月8日は、西暦の年がどちらも1989年です。括弧だけを見て、同じ日だとまとめません。年号の側を残すので、二つの行は別の日です。
境目の日
改まる日より前の記載は、前の年号のまま写します。足す数も、前の年号の行を使います。
| 紙の日付 | 使う年号 | 使わない書き方 |
|---|---|---|
| 1912年7月30日より前 | 明治のまま。足す数は1867 | 大正元年より前の日を、大正とは書かない |
| 1926年12月25日より前 | 大正のまま。足す数は1911 | その日より前を、昭和とは書かない |
| 1989年1月7日 | 昭和64年。足す数は1925 | 平成元年1月7日 |
| 1989年1月8日以後、2019年5月1日より前 | 平成。足す数は1988 | 5月1日より前を、令和とは書かない |
| 2019年5月1日以後 | 令和。足す数は2018 | 平成の年のまま放置しない |
紙が「昭和64年1月7日」と書いているのに、表だけ「平成元年」と直すと、戸籍とずれます。直すのは括弧の年だけです。年号の文字は、紙のとおり残します。
年の一部が欠けているときは、読める数字だけを残し、西暦の括弧を付けません。欠けた桁を、0や1で補ってから足しません。確度は要確認です。年号の欠けの扱いの入口は、親の体験の記事にあります。この記事では、欠けた年を計算で復元しません。
今週やること
- 手元の戸籍から、直系の一人の生年を一行写す。年号の文字は、紙のままにする。
- 上の表で足す数を選び、年の数字に足す。元年なら、表の西暦と一致するかを見る。
- 括弧には年だけを入れる。明治の月日は、西暦の月日に書き換えない。
写した行を図の日付へ載せる作業は、できあがるものに書いています。
よくある質問
明治の月日も、西暦の同じ月日にしてよいですか
この記事ではしません。確認したページは、明治元年を1868年とし、起点の月日を西暦の同じ月日としては書いていません。明治は、年だけを括弧にします。月日は戸籍の字のままです。
昭和64年と平成元年を、1989年で一つの行にしてよいですか
一つの行にしません。1989年1月7日は昭和64年、1月8日からが平成元年です。括弧の年が同じでも、年号の側を残します。二つの日付を、一つのマスにまとめません。
生まれた年が年号だけで、西暦の計算が合いません
足し算の結果が、表の検算と合わないときは、括弧を空にします。年号の記載だけを残し、要確認と書きます。近い年へ丸めて埋めません。足す数を、別の年号の行から借りてきません。
まとめ
戸籍の年は、明治1868年、大正1912年、昭和1926年、平成1989年、令和2019年を元年として、年号の年に足す数を足します。
1行は、年号の日付のあとに、西暦の年だけを括弧で付けます。月日は戸籍のままです。
改まる日より前は、前の年号のまま写します。昭和64年1月7日は、平成とは書きません。
参考
確認日は2026年10月7日です。
- 国立天文台暦計算室|暦Wiki 歴史/元号(明治元年は1868年。1912年7月30日以後を大正元年。1926年12月25日以後を昭和元年。1989年1月8日以後を平成元年。2019年5月1日以後を令和元年)
- e-Gov|元号を改める政令(昭和64年政令第1号)(公布日は昭和64年1月7日。公布の日の翌日から施行。施行は平成元年1月8日)