林・齊藤事務所

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戸籍の朱線の隣から、移動先を抜く

2026-10-16

朱線の隣から。移動先を抜く

朱線の隣から抜く移動先は、その隣に書いてある本籍だけです。

本籍が書いてなければ、移動先は空欄です。死亡の語を、移動先にはしません。

この記事は、ご自身の直系のご先祖の戸籍で、名前に線が引いてある人に、線と隣の記載の対応を渡します。線が除籍のしるしになる、という見方の一文は明治19年式戸籍とはにあります。除籍謄本とは何か、取り方の全体は除籍謄本とはにあります。ここでは、線の隣からメモへ写す列だけを扱います。

線と、隣の記載

線が引かれた人を、一人につき一行にします。全文は写しません。次の6列だけを別の紙へ抜きます。

順メモの列隣から抜くもの空欄にするとき
1誰線が引かれた人の氏名。戸籍の字のまま誰の線か読めない
2理由の語隣に書いてある語。婚姻、死亡、転籍など、その紙の語理由の語が無い
3年月日その記載の年月日。年だけなら年だけ日付が無い
4移動先隣に、移った先として読める本籍本籍が書いてない
5次に請求する名前4があるときだけ、1の氏名4が空
6出所市区町村と、どの紙のどの人か紙を見ずに書かない

4と5が、この記事で渡すものです。1が空の行は、2から5も書きません。誰の線か分からない行に、本籍だけを残すと、後から別人へ付きます。

新宿区の説明資料は、除籍に関する身分事項に「新本籍」や「○○につき除籍」などが記載される、と書いています。この表の2は、その「○○につき」の語です。4は、新本籍として読める地名です。資料が説明している、出生から死亡まで集める順には、この記事は入りません。

小田原市は、縦書きの紙の戸籍では、名の欄に消除線が引かれる、と案内しています。この表の線は、名の欄のその線です。線の色の名前では、行を分けません。

移動先が無い線

死亡の記載は、理由の語が死亡です。隣に本籍が無ければ、4は空です。死亡の場所が書いてあっても、そこを移動先の本籍にはしません。場所は、この6列の外に、「死亡の場所」と別行で残したいときだけ残します。別行を、5の請求には使いません。

線だけがあり、隣が空の人は、2と4を空にします。空は、この紙の隣には語が無い、という意味です。婚姻だろう、という見当で2を埋めません。

転籍の語があり、新しい本籍が同じ文の中にあるときは、4へその本籍を写します。番地の一部が読めなければ、読めた範囲だけにします。読めない部分を、いまの地図の地名で補いません。

理由の語が二つあるときは、行を二つにします。一つのマスに、婚姻と転籍をスラッシュで入れません。年月日がそれぞれの語についているなら、3も行ごとに分けます。一つの日を、二つの語で共有しません。

隣の字が旧字体のときは、2も4も、紙の形のまま写します。いまの字への置き換えは、列の外に「読みは仮」と足すときだけにします。4の列は直しません。直した字で請求すると、紙の本籍と違う名が窓口へ伝わります。

前戸主の欄から名前を抜く作業は、別のメモです。線の隣の4を、前戸主の列へ混ぜません。

線が無い紙

横書きの紙で、名前に線が無いときは、この表を使いません。コンピュータ化のあとの記載は、欄の名前が違います。千葉市の案内では、転籍前の本籍は、本籍欄の左隣の戸籍事項欄にあり、横書きでは下の従前戸籍の部分に記載される、とあります。これは千葉市の案内です。ほかの市区町村の欄の位置は、この記事では断定しません。

線が無い紙から移動先を抜くときは、従前戸籍や新本籍と読める欄があるかを先に見ます。欄の見出しが読めない紙は、4を空にします。見出しが違う欄の地名を、移動先へ移しません。

線が薄く、コピーで消えている人は、1の余白に「線は不確実」と書きます。2から5は、隣の字が読めるときだけ埋めます。線が見えないことだけで、その人がまだこの戸籍にいる、とは書きません。いない、とも書きません。

書き方の例

次の3行は、書き方の例です。実在の戸籍でも、実在の依頼でもありません。自分のメモでは、この字を消してから使います。

隣に見えたこと2 理由4 移動先5 次に請求する名前
婚姻の語と、移った先の本籍紙の語のまま本籍の字のまま線の人の氏名
死亡の語。本籍は無い死亡空空
線だけ。隣の語が読めない空空空

2行目の空を、死亡の場所で埋めません。3行目の空を、家族の記憶の婚姻で埋めません。

読めた本籍を、いまの市区町村名へ直してから5の請求に使いません。4の字のまま伝えます。窓口が読めない、と言ったときは、4を直さず、出所の紙を添えます。

集めた紙の読み取りと、図への整理は、できあがるものに書いています。

今週やること

  1. 直系の戸籍を1通開き、線が引かれた人を一人ずつ、メモの一行にする。
  2. 隣の理由の語と、本籍として読める字だけを、2と4へ写す。無い列は空にする。
  3. 4が空の人は、5も空にする。死亡の場所を、次の請求の本籍にしない。

よくある質問

線がバツ印でも、この表を使ってよいですか

隣に理由の語か本籍があるなら、使ってよいです。印の形の名前は、メモの列にしません。抜くのは、隣の字です。隣が空なら、2と4は空です。

婚姻と書いてあり、本籍が次の行にあります

次の行が同じ人の記載と読めるなら、4へ写します。別の人の行なら写しません。誰の行か分からない本籍は4に入れず、出所に「次の行で、誰の記載か要確認」と残します。

移動先の市区町村が、いまはありません

4は、紙の字のまま残します。いまの市の名前は別行にし、4をその名で上書きしません。どちらの名を窓口で伝えるかは、本籍地の案内を見てから決めます。この記事では、いまの市の名前を断定しません。

まとめ

朱線の隣から抜くのは、理由の語と、書いてある移動先です。

本籍が無い線は、移動先を空にします。死亡の場所は、移動先ではありません。

移動先が空の人は、次に請求する名前も空のままです。

参考

お手元の戸籍を、読んで整理します

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